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2月10日(金)に日本で最初の実務家FPカンファレンスが終了しました。

参加していただいた方は100名以上と、初めての開催にしては予想以上の方々に来場いただけました。
ご参加いただいた皆様には、御礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

さてその後、事務局での反省会や参加者の皆様からのアンケートなどを分析してわかってきたことをご報告しておきます。

「参加者の感想」は大きく3つでした。

1.カンファレンスの主旨とセミナー構成には満足

大多数の参加者の方々から、内容については満足と評価を頂きました。

しかし、我々事務局からすれば、来年開催するカンファレンスに今回の参加者がどの程度継続参加してもらえるかが
満足度を測る指標になってくると思っています。

2.不足している部分は「マーケティング」と「ビジネスモデル」

セミナーの内容で、今後期待されているものは「マーケティング」と「ビジネスモデル」
独立FPや実務家FPと「名乗る」ことは簡単だが、実際に「仕事を続けていく」ことは難しいと皆さん感じている様子

「マーケティング」
いかにFP相談にニーズのあるお客様を集客するのか?
というのが一番本質的で難しい課題のようです。
米国FPAでもこうしたテーマは度々触れられていますので、次回はマーケティングコンサルティングのテーマを増やそうと思います。

今回はスポンサーであるオールアバウト社のセミナーは、マーケティングの話でしたのでやはり人気があったようです。

「ビジネスモデル」
今回もFPとしてのビジネスモデルのセミナーはいくつかご用意したつもりでした。(久谷さん、相沢さん、パネルディスカッション)
それでもまだまだ
「独立系FPはどういった収入で経営していくべきか?」
という成功イメージが伝わらないのだと思いました。

来年はより一層、FP事務所の経営で成功している方々をお呼びして
「どのようなビジネスモデルで商売をしているのか?」
という内容を増やしたいと感じています。

3.FPの認知度が低いという問題

アンケートの中には
「FPの社会的、消費者への認知度が低くて、商売がやりにくい」

という意見も多数みられました。

しかし、これは誰のせいにもできない、まさに自分たち自身の問題に他ならないのではないでしょうか。
参加していただいた実務家の皆さんが

「しっかりと仕事をして、商売に精を出して、認知度を上げていく」
というのが本筋で

「FP協会が何もしてくれない」
「消費者の認知度が上がってこない」

というのは私には単なる愚痴のように聞こえます。

続いて、「スポンサーの感想」は

1.このような実務家FPの会合を開いて頂いて感謝している

スポンサーからすれば、実務に関わるFPを探すこと自体が困難なので、こうした場所で一か所に集合してもらえると
営業効率が高いという事でしょう。
もちろんこちらはその意図で企画しているので、これはwin-winです。

2.実際に購買につながった

いくつかのスポンサーさんからは
「今回のカンファレンスで実際の購買につながった」

という報告を頂いております。
もちろん、参加されるFPの方々の個人判断ですが、こうしてスポンサーの商売にもつながれば、事務局としても嬉しい限りです。

最後に「周囲の反応」は、

昨日日経ヴェリタスの取材が、今回のカンファレンスの件でありました。
ただ、残念ながらヴェリタスや日経の紙面では、まだまだ

「FP業界」の問題や動きなどについて

紙面で取り上げるほどの材料にはならないようです。

また、国内で今回のカンファレンスの話が話題になっていることも聞きません。
これは、カンファレンスを続けていくことで、規模を拡大して存在感を出していくしかなさそうです。

海外では、NAPFAFPAといったFP業界団体では、我々の日本での動きを評価していただいているようです。
NAPFAではボードミーティングでも話題になったとの連絡をもらっています。

今後は、FP業界内のみならず、消費者への認知も上げていくたゆまぬ努力が必要だと痛感した次第です。

来年のカンファレンスに主催者側として関わりたい方がいらっしゃれば是非ご連絡ください。

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学資保険について

2012.02.15(Wed)

学資保険については、昨年8月のブログでも書きました。(珍しくコメントが多かったのはやはり関心の高いトピックなのだろうか)

追加で3点「学資保険が必要ないことを」考察をしてみた。

1.死亡保障が必要ない

 学資保険とは、生存保険と死亡保険の2種類を組み合わせた仕組みの保険である。しかし4章で学んだように、本来必要である死亡保障は子供が誕生した際に計算して掛け捨ての定期保険でカバーするのが最善である。

 したがって「学資保険」に付随している死亡保障は本来必要のないものである。新しく保険でカバーする必要が無いのだから学資保険は必要が無い。

 

2.「返戻率」という数字

 

 学資保険の説明を受ける際に「返戻率」(支払保険金の額÷保険料払い込み総額)が高いとか低いという視点で話をする営業も多い。

 「返戻率」という数字そのものは、時間の概念が入っていないためにファイナンスの視点からは、ほとんど意味がなく実質的な運用の利回りもわからない。

「返戻率」という説明を受けた場合には

「それで、実質的な投資としての利回りは何パーセントになるんですか?」

と尋ねてみよう。

 

 おそらく保険販売担当者でそれに対する回答がきちんとできるものはいないであろう。

 

 実際には運用商品としての利回りは「国債」の利回りを超えるものでも無いために、自分で国債を積立していく方がはるかに効率的である。

 

例えばA社の学資保険の例を考えてみよう。

 

契約者(親)30

被保険者(子供)0

【受取保険金】

高校入学時(子供15歳)50万円

大学入学時(子供18歳)100万円

大学2年時(子供19歳)50万円

大学3年時(子供20歳)50万円

大学4年時(子供21歳)50万円

【保険料】

0歳~18歳で終了 月額12,470円 18年間の総額 2,693,520円(返戻率111.3%)

0歳~10歳で終了 月額20,870円 10年間の総額 2,504,400円(返戻率119.7%)

 

という条件で考えてみよう。

学資.png

死亡保障については考えから除いて運用利回りだけ計算してみると、18歳まで支払うケースでは利回りは1.07%、10歳まで支払うケースでは1.30%となっている。

 

 現在の銀行預金の金利水準から考えてみると高いようにも見えるが、保険商品では21年間この金利が固定されてしまう。

 日本の20年国債の金利は1.76%である。(213日現在)もしも、このまま金利が変わらないとすれば国債を保有していた方が利回りは良いという判断ができる。

 また、今後20年間も日本の金利が上がらないという想定も難しく、「学資保険」に加入することで金利を20年間も固定化してしまう事は金利リスクが大きいと言わざるを得ない。

 たとえば何年か後に普通に銀行の金利が3%になったとしても、この保険で運用されているお金は1%台でしか運用されないという事である。定期預金であれば解約することもできるが保険の場合には解約時のペナルティも少なくない。

 

 そのような運用商品としての「固定金利のリスク」は、購入側の認識もほとんどないものであるし、販売者側も元本ロスになる解約のリスクは説明しても、金利リスクについてはあえて主張はしないリスクである。(そもそも販売時に必要な説明対象となっていない)

 

3.運用能力(スキル)が身につかない

 

 前項目とつながるが我々の今後の人生の中で欠かすことができない能力(スキル)の一つが「資産運用」能力である。

 「資産運用」能力を身に着けるためには正しい知識の習得と、実践する経験が必要である。

 正しい知識は本やセミナーで「勉強」することはできるが、残念ながら実戦での経験は資産運用を通じて身につけて行くしかない。

 銀行への預金や保険商品の利用は、こうした「資産運用」スキルを身に着けることを放棄しているに等しい。資産運用については弊社のホームページで詳しく述べているが「預金」や「保険」の利用だけで経験を放棄してしまっては、これからの生活を維持していくのは難しいだろうと思っている。

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昨日、半年ほどかけて準備してきたFPカンファレンスが終了しました。
最近は準備で忙しくてなかなかブログも更新できておりませんでした。

日本で初めての実務家FP向けカンファレンスをいう事で米国FPAカンファレンスを模倣して開催しました。

カンファレンス.jpg
ご来場いただいたFPの皆さん、講師陣を務めていただいたFPの皆さん、そして初めての開催にもかかわらずご支援いただいたスポンサーの皆さんには厚く御礼申し上げます。

当日の会場の様子は、また写真を入手次第お伝えしたいと思います。

参加者の皆さんと、スポンサーの皆さんには、これからカンファレンスのご感想をヒアリングさせていただき、来年はより良いカンファレンスの開催に結び付けたいです。

来年もよろしくお願いいたします。


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経済財政の中長期試算

2012.01.27(Fri)

「経済財政の中長期試算」というものが、今週24日に内閣府から公表された。

内容については、新聞や報道などで目にされたかもしれないが、今一度原本を確認してみた。

以下、推計のグラフを確認してみよう

名目成長率.jpg
一応、「成長戦略シナリオ」と「慎重シナリオ」に分かれています。
成長戦略シナリオは、日本の成長戦略が上手くいった場合で、慎重シナリオは内外の状況が慎重に推移した場合の推計だそうです。

ただ、一見してわかりますが、「慎重シナリオ」でもすでに2003年~2007年にかけての「世界同時超好景気」時点の成長率を追い抜いてるんですね。

当時は私は不動産業界にいましたので、世界中の過剰流動性の中で
「景気が良いんだなぁ」
というのは何となく実感できました。

当時よりももっと「景気が良い」という状態が、バブル期を知らない私には理解できないのですが、「慎重シナリオ」でそういう成長度合い以上を考えているとすれば、

それはちょっと・・・・

と思わざるを得ません。

実質成長率.jpg
実質成長率についても同様です。
後に出てくる物価上昇率が上昇しているので、実質では1%~2%代になっているのが確認できます。

物価.jpg
物価が以上の通りです。
何故2014年が大幅に引きあがっているかと言うと、これが消費税3%アップと言う事なんでしょう。
2015年にはさらに2%アップとなっているのも織り込まれています。

まあ、消費税を上げたら物価が上がるのは当たり前です。
問題はそれ以前に1%程度のインフレ率に戻せるかという事です。

基礎的財政収支.jpg
国と地方のプライマリーバランス
徐々に良くなるけれども、2023年度でもまだまだですね。と言う話
慎重シナリオでは全く追いつきません。

慎重シナリオでも高いハードルなのではないか?
と思っている私には非常に厳しい数字に見えます。

国の財政収支.jpg
国はもう少し厳しいというデータ

公債残高.jpg
この非常に楽観的な「成長シナリオ」をもってして、ようやく公債残高の対GDP比の上昇はストップします。
「慎重シナリオ」ではもはや発散しているようにしか見えません。

内閣府の試算は、とても楽観的に見えるのですが、もう少し慎重なシナリオを書くことは「政治的」に説明がつかないのだろうなと思います。

とりあえず私は今年の日本が2%成長できるのかどうかが気になります。

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最近、TVで国民年金基金のCMを良く目にします。

「0120-65-4192 老後、良い国~♪」

とか職業柄、やけに耳につくんですよね。

今朝は、新聞に折り込み広告も入っていて、かなりの宣伝を行っている様子が伝わってきます。

破産した安愚楽牧場も破綻寸前に広告露出が突出して多くなったことを思い出してしまいます。

去年の夏にも同じ記事を書いたのですが、フォローアップ記事と言う事でご覧ください。

ホームページからわかることを整理しておきましょう。

まず、加入者状況から

ruiseki.gif
この10年で加入者が30%以上も減っています。

nenrei_kanyu.gif
年齢構成も相続できましたが、半分は50代ということで、そろそろ給付が著しく増加してくる頃合いです。
従って、若い世代の加入者がどうしても必要なのでしょう。

年金基金財政.jpg
財政的には、将来の支払いに必要な責任準備金が全く足りていない状態です。
責任準備金に対して3分の2程度しか資産が無い状況です。

また、調べてみるとこの責任準備金は 

(法第九十五条の二 に規定する責任準備金に相当する額の算出方法) 
第五十二条  法第九十五条の二 に規定する責任準備金の額は、基金又は連合会が解散した日において当該基金又は連合会が年金の支給に関する義務を負っている者について政府が積み立てるべき責任準備金が当該基金又は連合会が解散したことにより増加する額に相当する額として厚生労働大臣の定めるところにより計算した金額とし、その算定の基礎となる責任準備金の予定利率は、年四分とする。

つまり、年利4%を前提とした責任準備金の計算になっています。
民間の生命保険各社の予定利率が1%台の環境下で4%の利回り設定を置いている所からも、実際の財政状況はここで見る以上に悪化していることが明らかです。

ポートフォリオ.jpg
運用ポートフォリオは、GPIFなんかと比較すると、とてもアグレッシブです。
問題は、このポートフォリオで4%の利回りが確保できるか?
と言う事ですが、可能性は無くはないですが、現在の環境下では難しいかもですね。

国民年金基金は、特に政府が保証しているわけでもなんでもありませんので、FP的な視点からすると全くオススメできない状況ですね。

自営業の方は個人向け確定拠出年金に加入する方がよっぽどましでしょう。

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先週、政府から「社会保障・税一体改革」素案が発表されました。
日本にとって重要な論点ですので、皆さんも一度読んでおくことをオススメします。

ニュースや新聞では、年金と税金(消費税)の事が特に大きく取り上げられていますが、素案自体は

・子育て支援(幼保一体化)
・医療・介護サービスの見直し
・年金制度の見直し
・セーフティネット(生活保護制度)などの見直し
・雇用制度の見直し
・税制の見直し

ともう少し論点は幅広い構成になっています。

私が評価できる部分で言うと

・年金の基礎年金を税方式にして最低保険料7万円とすることは、基礎年金が老後の最低限のセーフティネットとして機能するので
 良いと思います。

・個人に番号を付けて納税・社会保障を行うマイナンバー制度は、今後効率的な徴税と社会保障を行うためには不可欠な制度だと思いますのでこれも早めの導入を検討してほしいものです。

逆に評価できない部分は

昨年の記事でも触れましたが、社会保障費は今後高齢化に伴う自然増が決まっているので、いかに社会保障費を抑制していくかという観点が必要なはずなのに、社会保障制度の充実を謳っているのでこれでは全く意味がない。
 せめて高齢者福祉から若年層負担減額への方向性が見えないといけない。

・同様に増税措置は国家財政の立て直しに利用しなければいけないのに、増税分はそのまま社会保障の充実の為に利用するような書き方である。
 これでは、プライマリーバランスの均衡などには全く役に立たなそうに見える。

ということで、今期国会での議論を皆さん注目しておきましょう。


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昨日は、第4回インデックス投資ナイトに参加してきました。

IMG_0072[1].JPG
場所はお台場の東京カルチャーカルチャー(お台場Zepp Tokyo 2F)で、若干遠く

「一体お正月の3連休からどんな人たちが集まってるんだろう?」

と思っていたのですが、会場は満席で大盛り上がりでした。

また、テレビ東京の前田有花さん(サークル先輩)が取材に来てまして、久しぶりにお会いしました。

私が座った席は、ブロガーで有名な吊られた男さん、kenzさん、FUKURI777さん、長谷川さんと同じテーブルで、色々投資商品について情報交換やインデックスファンドの細かな話しについて教えてもらったりしました。

イベントは、最初に投信ブロガーによる2011年Fund of the yearの発表

IMG_0067[1].JPG
一位はCMAMの外国株式インデックスeでした。

インデックス派には従来STAM,eMAXIS,CMAMが人気でしたが、今回はアクティブ投信の鎌倉投信が2位に躍進していたのが意外なところでした。

また、吊られた男さんに野村のfunds-iのページが良くできていることを教えてもらいました。今度しっかりと見ておきます。

イベント第一部は、

IMG_0071[1].JPG
岡本さん、島田さん、花輪さん、内藤さんによるディスカッション
今年は会場との双方向性を意識した作りになっていましたが、twitterをバックに流したのが一番おもしろかったです。

当日の様子はtwitterの#idxnghtによくまとまっています。

IMG_0074[1].JPG
第2部は、カンさん、竹川さん、山崎さんの3名によるパネルディスカッション。

カンさんが国内ETF派、竹川さんがインデックスファンド派、山崎さんが海外ETF派の役割で、それぞれの特徴や長所短所を解説するという設定で、趣向が凝らされていました。

イベント自体は21時には終了したのですが、その後そのまま懇親会が開催され、22時半ぐらいまで盛り上がりました。

個人的には、著名ブロガーの皆さんと直接お会いしてお話しできたことが一番楽しかったです。

このイベントに来ている方はもちろん金融リテラシーが高い方が多いので、こうした活動をどう、一般の人に理解・浸透して行くかというのが私の課題です。

企画していただいた皆さん有難うございました。もちろん来年以降も参加させていただきます。

 

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株式会社マネーライフプランニング 代表取締役 小屋洋一

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