日本のソブリン危機
2011.08.31(Wed)
今日は、僕がいつも購読していて、このブログでも何度か紹介している国際通貨研究所のレポートから
日本のソブリン危機~国民自身の選択の問題~
というお話
レポートのサマリー(要約)としては
日本は高齢化の進展とともに、本来は国民負担率(税金と社会保険料)を引き上げるべきだった
しかし、国民負担率を引き上げるのは政治的に困難(国民が反対する)なので国債依存体質になってしまった
国債依存には4つの影響があります
1.負担の先送り
将来世代が負担せざるを得ない、将来的に金利上昇、円貨下落、インフレを引き起こす
2.金融システムの不安定化
国債の消化に問題が生じれば、金利上昇とともに、国債を抱える金融機関は不安定化する
現在の欧州の状態を見ていれば想像がつく
3.将来への不安が経済低迷の原因
国家の将来への不安が、現在の消費を抑える効果をもたらしている
4.成長に必要な投資の減少
成長分野に必要な投資が惜しまれることにもつながる
特に日本の場合には教育投資が必要
これは、もちろん政治家が決めていることですが、ひいては国民が選択していることですよ。
というレポートです。
概ね、私も同意見です。
さて、この先はどうなるのでしょうか。
私は、負担の先送り体質は中々変わらないと思って、それに備えています。
日本のソブリン危機~国民自身の選択の問題~
というお話
レポートのサマリー(要約)としては
日本は高齢化の進展とともに、本来は国民負担率(税金と社会保険料)を引き上げるべきだった
しかし、国民負担率を引き上げるのは政治的に困難(国民が反対する)なので国債依存体質になってしまった
国債依存には4つの影響があります
1.負担の先送り
将来世代が負担せざるを得ない、将来的に金利上昇、円貨下落、インフレを引き起こす
2.金融システムの不安定化
国債の消化に問題が生じれば、金利上昇とともに、国債を抱える金融機関は不安定化する
現在の欧州の状態を見ていれば想像がつく
3.将来への不安が経済低迷の原因
国家の将来への不安が、現在の消費を抑える効果をもたらしている
4.成長に必要な投資の減少
成長分野に必要な投資が惜しまれることにもつながる
特に日本の場合には教育投資が必要
これは、もちろん政治家が決めていることですが、ひいては国民が選択していることですよ。
というレポートです。
概ね、私も同意見です。
さて、この先はどうなるのでしょうか。
私は、負担の先送り体質は中々変わらないと思って、それに備えています。
都営バスのラッピング広告を見て思ふ~国民年金基金~
2011.08.29(Mon)
今朝、駅に向かう途中で都営バスに、画像のように「国民年金基金」の広告が全面貼られているのを見かけました。
その時に、ふと思い浮かんだのが、先日の安愚楽牧場のこと。
安愚楽牧場も、経営が極端に苦しくなってきた今年に入って、過剰とも思える広告露出があった。
との話を聞いています。
「国民年金基金も実際のところは、自転車操業なんじゃないの?」
と直感的に思ってしまいました。
安愚楽牧場も、経営が極端に苦しくなってきた今年に入って、過剰とも思える広告露出があった。
との話を聞いています。
「国民年金基金も実際のところは、自転車操業なんじゃないの?」
と直感的に思ってしまいました。
そこでホームページで確認してみることに
これをみると、責任準備金が大きく不足していることが分かります。
責任準備金は、将来の年金給付を行うのに必要な額なので、これが足りていないという事は、
「将来は現在約束しているだけの給付が実行できない」
ことを意味します。
そして、年々準備金の不足は増えている傾向にあります。
ホームページの説明には
「国民年金基金制度は平成21年度時点では給付費(787億円)は掛金収入(1308億円)の6割程度と掛金収入が給付費を上回っている状態であることから、長期的な視点からの資産運用に適した環境であるといえます。」
と書かれていますが、これも
「現在は、もらっているお金が支払っているお金よりも多いので、将来の支払いについての問題は顕在化していません」
と言っているのに等しい状況にしか見えません。
これでは、自営業者に対しても「国民年金がオススメです」とは簡単には言えませんね。
責任準備金は、将来の年金給付を行うのに必要な額なので、これが足りていないという事は、
「将来は現在約束しているだけの給付が実行できない」
ことを意味します。
そして、年々準備金の不足は増えている傾向にあります。
ホームページの説明には
「国民年金基金制度は平成21年度時点では給付費(787億円)は掛金収入(1308億円)の6割程度と掛金収入が給付費を上回っている状態であることから、長期的な視点からの資産運用に適した環境であるといえます。」
と書かれていますが、これも
「現在は、もらっているお金が支払っているお金よりも多いので、将来の支払いについての問題は顕在化していません」
と言っているのに等しい状況にしか見えません。
これでは、自営業者に対しても「国民年金がオススメです」とは簡単には言えませんね。
相談できるFPって何だろう?
2011.08.29(Mon)
土曜日は、FP資格者向けの継続教育セミナーを開催していました。
参加者はもちろん全員FP有資格者(たぶんAFP)だと思うのですが、セミナーの最中に
「こういうお金の話って、本当に誰に相談したら良いのかわからないんですよね。」
と参加者のほぼ全員が発言していました。
私は
「FP資格を持っているあなた方でしょ!」
と内心つっこみを入れていましたが、正直なところFP資格保有者にしてこのレベルというのが今の現実なんでしょう。
AFP取得者が15万人
CFP取得者が17,000人
2級ファイナンシャルプランニング技能士が23万人
1級ファイナンシャルプランニング技能士が13,000人
という事を考えると、FPを選ぶ際のポイントは、もちろん資格で能力は計れないとは思いますが、
最低でもCFP取得、1級ファイナンシャルプランニング技能士取得、をしていることを求めて、
そのうえで実務経験を加味して相談する必要がありますね。
ということを感じた土曜日でした。
参加者はもちろん全員FP有資格者(たぶんAFP)だと思うのですが、セミナーの最中に
「こういうお金の話って、本当に誰に相談したら良いのかわからないんですよね。」
と参加者のほぼ全員が発言していました。
私は
「FP資格を持っているあなた方でしょ!」
と内心つっこみを入れていましたが、正直なところFP資格保有者にしてこのレベルというのが今の現実なんでしょう。
AFP取得者が15万人
CFP取得者が17,000人
2級ファイナンシャルプランニング技能士が23万人
1級ファイナンシャルプランニング技能士が13,000人
という事を考えると、FPを選ぶ際のポイントは、もちろん資格で能力は計れないとは思いますが、
最低でもCFP取得、1級ファイナンシャルプランニング技能士取得、をしていることを求めて、
そのうえで実務経験を加味して相談する必要がありますね。
ということを感じた土曜日でした。
香港の投資顧問会社とのミーティング
2011.08.28(Sun)
昨日は、夕方に香港の投資顧問会社とのミーティングを行いました。
約1時間ほど、三越前のマンダリンホテルのラウンジでお話しました。
主に伺ったのは、次の2点
・日本のマーケット、クライアントの特徴
・投資顧問会社としての運用方針・運用戦略など
1.日本のマーケット、クライアントの特徴
この会社は、香港・中国・台湾・日本で事業を展開し、クライアントを抱えているという話でしたので、その国々のクライアントの特徴を確認してみました。すると
「台湾」
政治的に不安定で、対外投資に対しても自由ではない環境がある。
そこで、香港を通じて海外で資産を保有する意識が強く、金融商品の選択肢も大きく増えること自体にメリットがあると考えている
「中国」
台湾同様に、海外への投資や資産の持ち出しに厳しい制限がかかっている
そもそも、国内だけで資産を保有していることにリスクを感じており、できる限り海外にも資産を分散したいと考えている
この投資顧問の商品に投資することで、クレジットカードを通じて合法的に海外に資産を移転できる
「日本」
貯蓄(saving)の意識が非常に強い
「香港」「中国」「台湾」の顧客に比べて、利回り追求型ではない(低い利回りでも満足している)ので、顧問会社からすると大変良いお客さんである
との話でした。(香港の話は出ませんでした、ちゃんと聞けばよかった)
総じて、自分の国家に対する信用や信任が、こうした海外金融機関を利用した投資には大きく影響を与えると言って良いでしょう。
つまり、
台湾や中国は自国の政府を信用していないので規制が厳しくても海外で投資する
日本は自国の政府の信用が厚いので規制がなくても海外では投資しない
傾向があるということです。
2.投資顧問会社としても運用方針・運用戦略など
ここの投資顧問会社では、クライアントから預かった資産に対して、一任勘定でアロケーションの決定と、ファンドの選択をしてあげることで資産残高の1%をもらうサービスが基本になっています。
その中で、どのような運用をしているかというと
経済環境と相場を
マクロ的なファンダメンタルズの分析
市場のテクニカル分析
の両面の分析を行い、判断することでアセットアロケーション自体を大胆に変更しながら運用していきます。
いわゆるダイナミック・アセットアロケーションを呼ばれる手法に近いイメージです。
この場合に、私が気にしていたのは
クライアント側から見た場合に、この投資顧問会社の一任勘定で預けた資産をどのようなアセットとして認識しておけばよいのか?
つまり、株式、債券、オルタナティブなどの総てのアロケーションに投資環境を考えながら柔軟に変化させるものを、投資側からするとどういったアセットとして認識しておけば良いのか?
という疑問だったのですが、そこはあっさりと
「絶対リターン追求型のオルタナティブ(ヘッジファンド)投資と同じように考えておけば?」
という回答でした。
そう考えると全体の中でのアロケーションとしては10~20%程度が適当かなと思います。
約1時間ほど、三越前のマンダリンホテルのラウンジでお話しました。
主に伺ったのは、次の2点
・日本のマーケット、クライアントの特徴
・投資顧問会社としての運用方針・運用戦略など
1.日本のマーケット、クライアントの特徴
この会社は、香港・中国・台湾・日本で事業を展開し、クライアントを抱えているという話でしたので、その国々のクライアントの特徴を確認してみました。すると
「台湾」
政治的に不安定で、対外投資に対しても自由ではない環境がある。
そこで、香港を通じて海外で資産を保有する意識が強く、金融商品の選択肢も大きく増えること自体にメリットがあると考えている
「中国」
台湾同様に、海外への投資や資産の持ち出しに厳しい制限がかかっている
そもそも、国内だけで資産を保有していることにリスクを感じており、できる限り海外にも資産を分散したいと考えている
この投資顧問の商品に投資することで、クレジットカードを通じて合法的に海外に資産を移転できる
「日本」
貯蓄(saving)の意識が非常に強い
「香港」「中国」「台湾」の顧客に比べて、利回り追求型ではない(低い利回りでも満足している)ので、顧問会社からすると大変良いお客さんである
との話でした。(香港の話は出ませんでした、ちゃんと聞けばよかった)
総じて、自分の国家に対する信用や信任が、こうした海外金融機関を利用した投資には大きく影響を与えると言って良いでしょう。
つまり、
台湾や中国は自国の政府を信用していないので規制が厳しくても海外で投資する
日本は自国の政府の信用が厚いので規制がなくても海外では投資しない
傾向があるということです。
2.投資顧問会社としても運用方針・運用戦略など
ここの投資顧問会社では、クライアントから預かった資産に対して、一任勘定でアロケーションの決定と、ファンドの選択をしてあげることで資産残高の1%をもらうサービスが基本になっています。
その中で、どのような運用をしているかというと
経済環境と相場を
マクロ的なファンダメンタルズの分析
市場のテクニカル分析
の両面の分析を行い、判断することでアセットアロケーション自体を大胆に変更しながら運用していきます。
いわゆるダイナミック・アセットアロケーションを呼ばれる手法に近いイメージです。
この場合に、私が気にしていたのは
クライアント側から見た場合に、この投資顧問会社の一任勘定で預けた資産をどのようなアセットとして認識しておけばよいのか?
つまり、株式、債券、オルタナティブなどの総てのアロケーションに投資環境を考えながら柔軟に変化させるものを、投資側からするとどういったアセットとして認識しておけば良いのか?
という疑問だったのですが、そこはあっさりと
「絶対リターン追求型のオルタナティブ(ヘッジファンド)投資と同じように考えておけば?」
という回答でした。
そう考えると全体の中でのアロケーションとしては10~20%程度が適当かなと思います。
facebookページ始めました!
2011.08.26(Fri)
ここのところ、facebookページの作成を行っておりました。
「小屋洋一と考える30代からの資産運用」
というページです。
ページ内で「いいね!」を押してもらうと
総ページ42ページにわたる
「結婚」「出産」「住宅購入」「教育費」「保険」「資産運用」
に関わる考え方を記した
30代のための「人生の分岐点」で間違えない5つのポイント
という無料小冊子ダウンロードをプレゼントしております。
ぜひ、ブログ読者の皆様には応援をお願いします。
facebookアカウントを持っていない人は、まず、facebookアカウントを取ってね。
「小屋洋一と考える30代からの資産運用」
というページです。
ページ内で「いいね!」を押してもらうと
総ページ42ページにわたる
「結婚」「出産」「住宅購入」「教育費」「保険」「資産運用」
に関わる考え方を記した
30代のための「人生の分岐点」で間違えない5つのポイント
という無料小冊子ダウンロードをプレゼントしております。
ぜひ、ブログ読者の皆様には応援をお願いします。
facebookアカウントを持っていない人は、まず、facebookアカウントを取ってね。
SPA!の取材
2011.08.26(Fri)
この国を出よ
2011.08.24(Wed)
昨日、知り合いのFP仲間の事務所に行ったときに、本棚に置いてあったので借りてきました

内容自体は、おそらく執筆ではなく対談しているところを起こしたような印象で、帰りの電車で読み終えてしまうぐらいの軽い内容でした。
本書でも、日本の財政から始まり、企業内、人材の危機感が並べられていました。
私も内容については、まったくその通りだと思いますが、何でこんなみんな危機感乏しいんでしょうかね。
内容自体は、おそらく執筆ではなく対談しているところを起こしたような印象で、帰りの電車で読み終えてしまうぐらいの軽い内容でした。
本書でも、日本の財政から始まり、企業内、人材の危機感が並べられていました。
私も内容については、まったくその通りだと思いますが、何でこんなみんな危機感乏しいんでしょうかね。
今日も日本国債の格付けが下がったし、財政のこと考えたら恐ろしくてしょうがないぐらいだと思うんですけど。
告知ですが
9月3日(土)、4日(日)に東京・大阪でセミナーを行います。
海外投資についてのセミナーなので、ご関心のある方はいらっしゃってください。
告知ですが
9月3日(土)、4日(日)に東京・大阪でセミナーを行います。
海外投資についてのセミナーなので、ご関心のある方はいらっしゃってください。





