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日本の投資信託事情(モーニングスター資料より)

2011.12.25(Sun)

先日、金融庁の金融審議会でモーニングスターの朝倉社長が発表をした資料が掲載されていました。

フェイスブックでは、先日紹介しましたが、まだ資料を見ていない人も多いと思いますので
日本の投資信託の事情について、鋭く突っ込みを入れた資料をご紹介してみたいと思います。

投信1.jpg日本の投信は定番商品やロングヒット投信が少ないという指摘

投信2.jpgそれと比較して米国では、定番商品、ロングセラー商品が多いという指摘

後に出てくるが、日本の場合は販売会社の販売意向で資産の流入・流出が激しく左右される傾向が強い

投信3.jpg
いつも疑問に思うのだが、日本では何でこんなに毎月分配型投信が人気なのだろうか?
老後の資産取り崩しのニーズが絶大と言う事なのだろうか?

通貨選択型ファンドでレアルが人気があるのは、銀行、証券会社の営業が勧めるからだと思う

投信4.jpg分配金利回りとトータルリターンの差
トータルリターンがプラスであれば、もちろん良いのだが、「分配金利回り」という不思議な評価方法がまかり通っている

投信5.jpg米国はトータルリターンを重視、というが当たり前の話
むしろ尺度がそうでないと何の意味もない

投信6.jpg販売会社が、「分配金利回り」を強調して販売しているから、という指摘だが、それが一番の原因であれば投資家のリテラシーも相当に問題があると言わざるを得ないか

投信7.jpg日本の場合には、独立系で運用に特化した運用会社は少ない
巨大金融グループの系列社として運用会社が存在する方がスタンダードである
従って、運用会社の方針はグループや販売会社の方針に影響を受けやすい

投信8.jpg年を追うごとに投信の販売手数料は高くなってきている
銀行が投信の販売に力を入れるのはこの影響である

よく退職金運用プランと称して、定期預金金利優遇と投信販売がセットになっているキャンペーンを見かけるが、これだけ手数料をもらえるのであればセットで考えれば大儲けである

投信9.jpgこれは、意外だったが信託報酬も年々上がっている
コストが安くなっていかない限り、長期投資で運用を行おうと考える人は増えないだろう

投信10.jpg日本で投信の長期保有が浸透しないのは、対面証券会社の多くで「販売手数料」頼みの営業スタイルが改善されないからである
もう少し営業マンの資産残高を評価する仕組みになれば大きく変わると思います

投信11.jpg投信12.jpg米国のファンドは、純資産残高が増えてくると保有コストを下げる努力をするが、日本の投信はそのような努力の姿勢が見えない

それにしてもグロソブの興隆の歴史は、日本の投信業界の問題を全て表しているとも言える数字である

投信13.jpg最後にモーニングスター(朝倉氏)の提言

提言内容はどれもまともな内容に思えるが、はたしてこの中の一つでも金融庁に届くのだろうか?
金融庁の人間もこの程度の事はわかっていると思うのですが






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コメント

株自己満足 | 2011年12月29日 09:58

小屋さん 今年も1年有難うございました。
来年度もよろしくお願い致します。^^

また情報交換しましょうね。^^

mlplanning | 2011年12月29日 10:05

こちらこそ、また関西方面に行くときにはご連絡します。
来年もよろしくお願いします。

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株式会社マネーライフプランニング 代表取締役 小屋洋一

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