国民年金基金が気になるこの頃
2012.01.26(Thu)
最近、TVで国民年金基金のCMを良く目にします。
「0120-65-4192 老後、良い国~♪」
とか職業柄、やけに耳につくんですよね。
今朝は、新聞に折り込み広告も入っていて、かなりの宣伝を行っている様子が伝わってきます。
破産した安愚楽牧場も破綻寸前に広告露出が突出して多くなったことを思い出してしまいます。
去年の夏にも同じ記事を書いたのですが、フォローアップ記事と言う事でご覧ください。
ホームページからわかることを整理しておきましょう。
まず、加入者状況から
この10年で加入者が30%以上も減っています。
年齢構成も相続できましたが、半分は50代ということで、そろそろ給付が著しく増加してくる頃合いです。
従って、若い世代の加入者がどうしても必要なのでしょう。
財政的には、将来の支払いに必要な責任準備金が全く足りていない状態です。
責任準備金に対して3分の2程度しか資産が無い状況です。
また、調べてみるとこの責任準備金は
(法第九十五条の二 に規定する責任準備金に相当する額の算出方法)
第五十二条 法第九十五条の二 に規定する責任準備金の額は、基金又は連合会が解散した日において当該基金又は連合会が年金の支給に関する義務を負っている者について政府が積み立てるべき責任準備金が当該基金又は連合会が解散したことにより増加する額に相当する額として厚生労働大臣の定めるところにより計算した金額とし、その算定の基礎となる責任準備金の予定利率は、年四分とする。
つまり、年利4%を前提とした責任準備金の計算になっています。
民間の生命保険各社の予定利率が1%台の環境下で4%の利回り設定を置いている所からも、実際の財政状況はここで見る以上に悪化していることが明らかです。
運用ポートフォリオは、GPIFなんかと比較すると、とてもアグレッシブです。
問題は、このポートフォリオで4%の利回りが確保できるか?
と言う事ですが、可能性は無くはないですが、現在の環境下では難しいかもですね。
国民年金基金は、特に政府が保証しているわけでもなんでもありませんので、FP的な視点からすると全くオススメできない状況ですね。
自営業の方は個人向け確定拠出年金に加入する方がよっぽどましでしょう。
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コメント
から有本 眞也への返信
| 2012年1月27日 10:58
| 返信
小規模共済も、責任準備金が不足している点では財政状況が良いとは言えない状況です。
もちろんレベル的に言えば国民年金基金よりは大分ましな方ですが。
ポートフォリオはほとんどが国内債券ですので、今後ポートフォリオが大幅に改善するのもどうか?と感じます。
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小屋さんこんにちは。小職の控除される年金の状況などの話です。
①加入税制適格個人型年金(T生命の保証期間付終身年金 残念ながら、予定利率3.75%です)
②小規模企業共済(96年加入)
③個人型確定拠出年金
今回の話題の国民年金基金ですが、小規模企業共済の契約時には幸運にも第2号被保険者であった為、検討すらしませんでした。その後第一号被保険者に変わった時には、401Kの限度を上げ、第二号に戻ったときには上限まで減額して継続しております。
小規模企業共済は、全額が所得控除の対象となるだけではなく、イザッというときに、「貸付(現在の利子1.5)」や「解約(短期では控除あり)」ができるところです。実際に私も、貸付も利用した事もあります。
加入要件は、従業員の人数等の規定がありますが、検討の余地はあると思います。